▼ WPの本文 ▼
メンズコスメって
どう思う?
――スキンケア以外にも、最近はメンズコスメも増えてきました。
ですね、私は韓国コスメ中心にその流れを感じてます。周りの男の子でも、がっつりではないけど基本的なメイクしてる子いますもん。ファンデーションとかコンシーラーとか。今はまだ抵抗のある人もいるかもしれないですけど、なんでもないことみたいになっていくんじゃないですかね。やっぱりきれいじゃないですが、誰も悪い気もしないし、誰かを傷つけるわけでもないし。自然に仕上げれば、意外にやってるのわかんないくらいですよ。インスタライブさえしなければ!
――そこ重要なんですね(笑)。kemioさんもメイクアップを取り入れてますか?
私は日常的にはしていないです。たまに出かけるときとか、コンシーラーで気になるところを隠したりはします。
――眉も、そのままでいい形してますもんね。
濃いめなんで、高校生のときはさんざんバカにされたんですよ。「ダルいから剃るか」って思ったこともあったんですけど、最近は今みたく「いい眉ですねー」って言われることが多くて。そんなもんですよね、コンプレックスなんて。時代が追いついたのかな、ありがてえ。
コンプレックスは、
受け入れるという選択肢もある
――コンプレックスというワードが出ましたが、すでに克服したニキビや、そのままでいいと思えるようになった眉のほかに、美容に関して現在進行形で悩んでいることはありますか?
うーん。私、髪の毛のクセがすごいんですよ。でもこれは、ヘアアイロンとかいろんなツールで戦えます。あとはクマもきちんとケアはしつつある程度そのままでもいいかなって。私はイランとイタリアの血が入ってるので、日本にいると周りの人よりちょっと目元に色みが出やすいのかなと思います。でもそういう生まれつきのものに関しては、もう仕方ないじゃないですか。だからどう見せるのがいいか考えるようになったんですよね。自分で短所だと思ってたことが魅力だったりもするし、さっきの眉じゃないですけど、美もトレンドで変わりますもん。考え方や見せ方を変えるだけで解決することもあるんですよ。クマも、セクシーだねって言ってくれる人もいるし。でもその上で、どうしてもって思った人が整形とかするのは私は全然いいと思ってますよ。それで自信が持てるなら、毎日ハッピーですよね!
――kemioさんのお話を聞いていると、自分に自信を持つためのツールとして、また、今後のための投資として美容を取り入れているということですね。
そう、後戻りはできない、食い止めとかないと。毛穴開きますよー、バンバン開く! 開くのは花だけにしろって感じ!
――間違いない(笑)。
恥ずかしいと思っても大丈夫。
頼れるアドバイスを求めて!
――興味はあるけど、一歩踏み出せないという男の子たちに、何かアドバイスはありますか?
わかる。デパートとか無理ですよね。私もすごく恥ずかしいって思ってました、高校生のときとか。そんなのあたりまえですよ、ハードル高すぎ。だからよく女友達についてきてもらいました。女の子ってやっぱり詳しいし、聞いたら教えてくれるんですよね。だからアドバイスをもらいつつ、一緒に買いに行くところまでお願いしてもいいんじゃないですかね。ちなみに、絶対同世代に聞いたほうがいいですよ!
――と言うと?
私は祖母にも聞いたんですが、オロナインしか教えてもらえなかったんで(笑)。オロナイン、超いいですけどね! オロナインて美容界にとっても、超大事じゃないですか、ニキビや肌荒れした時とか。重鎮ですよ! 誰でも知ってるし、安室奈美恵さんみたいな存在じゃないですか!? オロナインは美容界の安室奈美恵!! でも基礎化粧品も知りたいと思うので、オロナインも塗りつつ、若い肌に合う化粧水とかは、同世代に聞くべしです。
――オロナインは美容界の安室奈美恵…! すごいパワーワード(笑)
やってみたいなら、誰にも遠慮しないで
――最後に美容で今後チャレンジしたいことはありますか。
メイクでもっと遊びたいですね。パンクロッカーの男性みたく、目の下にアイライナー入れたりとか。今もパーティなんかの特別な日にアイライナーでほくろを描いてみたり、ネイルをやったりはしてるんですけど、“今日はこういう服だから目元にこんな色を入れてもいいかも”とかできるようになるといいですね。メンズコスメもいろいろ出ているし。楽しいことはなんでもやってみたいです、いつ死ぬかわかんないんだし。みなさんもやってみたいことは誰かに遠慮する必要ないですよ。今を生きて、スキンケアで未来につなぐって感じですかね? よし、まとまったー(笑)。
OTHER SHOTS
該当のポップアップが存在しないか、画像が登録されていません
該当のポップアップが存在しないか、画像が登録されていません
kemio
1995年10月16日生まれ。YouTubeなどのSNSで発信を行うクリエイター。自分の哲学を書いたエッセイ『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』¥1,200/KADOKAWAが15万部突破。
ジャケット¥70,000・Tシャツ¥13,000・シャツ¥20,000・パンツ¥27,000(リベルム)/エスティーム サンダル¥19,000/ミスター・ジェントルマン
Photos:Arata Suzuki[go relax e more] Hair & Make-up:NOBUKIYO Stylist:Masaaki Ida
▲ WPの本文 ▲