▼ WPの本文 ▼
前回、口臭の原因を詳しく学んだが、対策は一にも二にも、日々のケア。口臭はもちろん、歯周病や虫歯対策にもつながるオーラルケアアイテムを紹介。
今回お話を伺ったのは
歯学博士 若林歯科医院 院長
若林健史先生
歯周病に関する専門医で、数々の講演やセミナー、TV、CMなどにも出演。日々の診察の傍ら、大学の客員教授を務めるほか、歯に関するコラム連載も行っている。
電動歯ブラシorやわらかめ~普通タイプの歯ブラシ
まずは、歯についている歯垢や汚れを"物理的"に落とすことが必須。電動歯ブラシは上手に使うことで、時短かつしぶとい汚れも簡単に落とすことが。歯ブラシの場合は、歯垢も落とせて、みがく際に歯茎などに負担をかけない、硬すぎないものを選びましょう
[右]高い歯垢除去力でしっかりみがける。ブラウン オーラルB ジーニアス 10000 [オープン価格]/ブラウンお客様相談室 [左]歯のすき間にフィット。クリニカアドバンテージハブラシ 4列コンパクト ふつう [オープン価格]/ライオン
フッ素入り歯みがきジェル
フッ素は歯の表面をコーティング、強化してくれ、虫歯になりにくい状態に。歯みがきのたびに使うのがベストではありますが、虫歯は就寝時に進行しやすいので、寝る前だけでも使う習慣を。きちんと歯をみがくと案外時間がかかるので、泡立たないタイプのほうがおすすめです
ジェル状だから、口内、歯の隅々まで行きわたる。コンクール ジェルコートF 90g ¥1,000/ウエルテック(医薬部外品)
舌用ブラシ
舌苔の除去には舌用のブラシを使いましょう。歯みがきをしたあとに、舌をべーっと出し、奥のほうから手前に向かってスライド。何回もやりすぎたり力をかけすぎると舌に傷がつく原因にもなるので、痛くない程度の圧で、就寝前にやる習慣をつけましょう
へッド部分が小さく舌の奥から舌苔を除去可能。オエッとならないよう注意。CARERESH 舌クリーナー ¥330/貝印
マウスウォッシュ
歯みがきだけでは落としきれなかった、見えない部分に潜んでいる菌などを補助的に殺菌するのが目的。でも、歯垢や歯の汚れがきちんと落とされていないと、マウスウォッシュも浸透しないため無意味に。あくまでも歯みがきをしたうえで使うことが大事です
口臭、虫歯などを予防。リステリン® トータルケアゼロPLUS 500㎖ [オープン価格]/ジョンソン・エンド・ジョンソン(医薬部外品)
デンタルフロス
狭い歯間に詰まった食べかすは、歯ブラシでは全部を落としきれないことも。デンタルフロスを使って歯と歯の間の汚れもきれいに。いろいろなタイプがありますが、ワックスのついているものなら狭い歯間にも入り込みやすく、初心者の人でも使いやすいですよ
歯間でなめらかに動くワックス加工。ガム・デンタルフロス ワックス ふくらむタイプ 40m ¥600/サンスター お客様相談室
携帯用歯ブラシセット&携帯用マウススプレー
学校がある日や出先でも、食後のケアは重要です。携帯の歯ブラシは持ち歩き、食事のあとには歯みがきを。また、マウススプレーも携帯用を持ち歩くのがさらによし。食事のあとは、口臭のもとになる菌にとって好環境なので、徹底的に殺菌しましょう
[右]スリムなケースで持ち運びに◎。クリアクリーン 携帯用 [オープン価格]/花王(医薬部外品) [左]口臭の原因菌をしっかり殺菌してくれる。NONIO マウススプレー クリアハーブミント [オープン価格]/ライオン(医薬部外品)
定期的な検診が口臭対策
さらには健康にもつながる!
「なかなか自主的に行くことのない歯科検診ですが、定期的に行くことをおすすめします。虫歯や歯周病のチェック、歯垢を除去するクリーニングなど、自分では手が届かないところまで、歯医者で診てもらえます。特に歯周病は、口臭だけではなく、進行すれば骨が溶け、歯が抜け落ちることも。歯周病が動脈硬化やほかの病気の原因にもなるといわれています。毎日の手入れでほとんどが防げる口臭とその原因。習慣づけることが大事です。口臭がゼロになることはほとんどなし。うまくつき合っていくのが口臭対策の近道です!」
とりあえず! な
口臭対策にはこれがオススメ!
しっかりとした歯みがきやフロスなどのケアができない&時間がないときはどうしよう?
歯みがき粉や水不要の携帯歯ブラシ
口の中で転がし捨てるだけで、洗面所がなくても歯みがきが。キシリトール配合だから虫歯予防にも。ミントフレーバーのロリーブラッシュ 6個入り¥600/オメガクリエーション
シュガーレスタブレット
歯をみがく時間がない! という場合は、糖分の入っていないミントタブレットで口臭をカモフラージュ。シュガーレスタブレットスーパーミント 35g ¥176/無印良品池袋西武
Photos:Megumi Tomita Composition & Text:Mariko Urayasu
▲ WPの本文 ▲