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街のイケてる男子をハントしたNOBUKIYO氏&Ryutaro氏。対談で怒涛のスナップをふり返った!
NOBUKIYO
昨年も大阪でヘアスナップをさせてもらったんだけど、今年はさらにヘアスタイルの個性が強くなっていた。東京とカルチャーの違いをひしひしと感じたんだよね。
Ryutaro
確かに見た目の印象は違いますね。とはいえ、以前よりも東西のヘアトレンドの距離は近づいた気が。
NOBUKIYO
それはあるかも。ロングヘアは大阪では昨年から多かったけど、今年は東京でも増えたよね。
●東京でもロングヘア急増中!
Ryutaro
そうなんです。ベリショとかツーブロックとかはあまりいなくて、伸ばしている男子が多かったです。あと東京はブリーチが急増中。
NOBUKIYO
それは大阪も。ブリーチは本当にヘアトレンドだね。茶髪ではなくて、完全にブリーチ。そこへ大阪はビビッドな色も入る、という。
Ryutaro
主張があるというか?
●大阪では個性的なブリーチが○
NOBUKIYO
確かに大阪ヘアは全体的に個性がてんこ盛り状態。なんだけど、その中でも今回スナップしたおしゃれな男子たちはちゃんと引き算と自分に似合うかが考えられている。だから街で光って見えたんだよね。
Ryutaro
東京も以前よりもトレンドヘア一辺倒という流れではなくなっていました。昨年よりも、人気のヘアスタイルが分散している感覚があります。僕がスナップしたスタイルは、洗練されているんだけど、個性がばらけていると思うんです!
NOBUKIYO
Ryutaroくん、自画自賛だね(笑)。大阪は個性が強いなかでバランスのとれている男子がおしゃれ。東京はトレンドを取り入れつつも、自分らしさを表現している男子がカッコいい。だから、東西の距離が以前よりも近く感じる。
Ryutaro
そうなんです! 僕が分析するには、東京男子はみんな情報収集がうまい。流行っているから取り入れよう、カッコいいから自分もやってみよう、というだけじゃなく。〝それは自分に似合うか”をきちんと考えてトライしている。
NOBUKIYO
大阪男子は自分のキャラや方向性を初めからちゃんと理解しているの。そのなかで人と違う部分を意識した髪型にしている。その点では、Ryutaroくんが感じている東京男子の自己分析力と近い感じかも。
Ryutaro
東西問わず、男子たちがトレンドを自分なりに咀嚼して、自分らしく取り入れている時代になりつつあるんですかね?
●東西問わず、トレンドを自分らしく
NOBUKIYO
情報をとらえる能力が高いのには同感。ちょっと前までは“若気の至り”というか、頑張りすぎて失敗している人も見かけたけど、そういう男子があんまりいない。
Ryutaro
たくさん情報があるなかで、20歳前後で自分に似合うものをわかっているんでしょうね。だから登場したみんなはヘアもファッションも個性はバラバラだけど、共通してカッコよさを感じられます。
NOBUKIYO
でも全体的に、やっぱり東京男子は余裕があるかな。SNSがあるとはいえ、街に出れば放っておいてもモードとか最新情報が耳に入ってくるし。大阪の男子は自らトレンドをつかみにいっている。攻めようという勢いを感じたね。
Ryutaro
大阪男子はチャレンジングで絶対に置きにいかない。東京男子は取捨選択し自分に似合うものをうまくMIX。それぞれの個性とよさを感じ取れたスナップってことで(笑)
NOBUKIYO
この1年で髪型の洗練度がかなりレベルアップ。これからのストリートヘアがますます楽しみだね。
Photos:Yuki Kato(Tokyo) Teppei Hoshida(Osaka) Text:Michiyo Matsui
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