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お盆を過ぎても気温は体温超え! ひき続き熱中症に注意が必要だ。台風接近中は湿度が高く、汗をかきにくくなるため、体温調節が難しく、なお危険になる。いざというときに慌てないための基礎知識をおさらいしよう。
熱中症はどうやって起こってしまうのか?
「熱中症は外気の温度などの影響を受け、急激な体温の上昇からスタート。発汗による熱のコントロールがきかなくなり、体温が高くなります。すると体の血管が拡張。体中に血液が流れることで、血圧が下がり、一時的に脳の血圧も下がって、めまいなどを起こします。また発汗により体の熱を放出しようとしますが、その汗で水分と塩分が失われることで脱水症が発生。この症状を放置すると、熱中症や熱射病に発展してしまいます」(髙瀬先生)
熱中症になりにくいファッションは?
綿・パイル・麻など自然素材がベスト。通気性がよく熱をためない効果がある。また熱を集めてしまう黒より、淡い色をチョイスし、見た目にも涼しいファッションを。さらに長袖、帽子で直射日光をシャットアウト。帽子も通気性のよい自然素材を。
まだまだ気をつけたい、シーン別予防法
スポーツ
★準備運動や慣らし運動をすべし
急激な運動は血流増加を促し、熱を上げ、熱中症の危険が増大。必ず準備運動で徐々に体を慣らして。
★可能なら、帽子をかぶる
スポーツ時の直射日光も危険。ユニフォームに決まりのないスポーツなら、夏は帽子をかぶって行うべし。
★速乾&吸汗素材を過信しない
速乾素材は汗がすぐ乾くが、体の体温調節機能を乱す可能性も。綿のT シャツを数回着替えるとよい。
BBQ
★お酒を飲むなら、同量の水分補給を
アルコールは判断力を鈍らせ、熱中症の発見を遅らせる可能性が。飲酒するなら、同量の水分補給で血圧キープ!
★火起こし担当は、自己防衛が必要!
火起こし担当になりがちな男性。炎の熱でも体温は上昇する! 保冷タオルなどで肌を冷やそう。
★暑くなってきたら、水で顔を洗う
水洗顔をするだけでも、肌の熱を冷まし、熱中症
の予防に。メイクをしないので、すぐに顔を洗えるのは男子ならではのメリットだ。
野外フェス
★苦しくなる前に深呼吸
興奮状態になると呼吸数が増加し、心拍数も上昇。熱中症を発症しやすい状態になるので、夢中になってバクバクしてきたら深呼吸を。
★スポーツドリンクなどで水分補給
ライヴは意外と汗をかく。開催地が涼しくても過信せずスポーツドリンクなどでこまめな水分補給を。
★1~2時間ごとに日陰で休憩を
長時間、立ちっぱなしになりがち。体がほてってきたら休息を。無理せず、こまめに休んで。疲れがたまっている今だからこそ、基本の対策を忘れずに残暑を乗り切ろう!
監修: 髙瀬聡子先生
「ウォブクリニック中目黒」(https://wove.jp)総院長。皮膚科医として美容医療やスキンケアを指導。インナー美容にも精通。
シャツ¥12,800・Tシャツ¥3,900(ともにゴーヘンプ)/ジュズ 帽子(サンスペル×キジマ タカユキ)¥16,000/サンスペル 表参道 サングラス(コモノ)¥12,800/シップス 渋谷店 バッグ(ポーラー)¥2,400/キャンバス [スポーツ]Tシャツ¥10,000/フィルメランジェ ショーツ(マウントレイニアデザイン)¥11,000/ハイ! スタンダード キャップ¥4,600/シップス渋谷店
Photos:Eri Miyama(model) Hair & Make-up:Kosuke Abe[traffic] Stylist:Masashi Sho Model:Shunya Iwakami Composition & Text:Michiyo Matsui
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